寒い時、風邪を引いた時、お腹が悪い時等、私達は「雑炊」を作って食べますね。
離乳食で赤ちゃんに作るお母さんも多いでしょう。
それぞれのおうちで具や味付けがあり、種類は無限ともいえます。
そんな雑炊ですが、特に風邪を引いた時など、作り置きをしておきたいものです。
でも、意外と雑炊は日持ちしません。
日持ちは消費期限ですが、雑炊の賞味期限となると、なんと15分です。
もちろん、15分以上経っても食べられますが、美味しく食べられる時間は、作ってから15分以内なのです。
傷んだものを食べないよう、冷蔵庫や冷凍での雑炊の日持ち(保存期間)や、保存方法について見て行きたいと思います。
また、腐った雑炊の見分け方についてもお伝えしますね。
「雑炊」は冷蔵庫でどのくらい日持ち(保存)が可能?
雑炊は意外と傷みやすい食べ物です。
多く作り過ぎたりして余った雑炊は、まず常温で保存するのは避けましょう。常温で保存するなら、その日のうちに食べ切りましょう。
特に、夏や梅雨時は常温保存はお薦め出来ません。
湿気と暑さですぐに傷んでしまいます。
この時期はすぐに冷蔵庫に入れるようにし、その日のうちに食べ切って下さい。
雑炊は冷蔵庫で2日間もつ!
雑炊は、冷蔵庫では2日間もつと考えて下さい。
また、冷蔵庫から出して食べる際には、よく加熱して内部までしっかり火を通してから食べるようにしましょう。
何故なら、雑炊は水分が多いので、元々傷みやすい食べ物なのです。
他の食物でも、保存する場合は水分を拭き取ってからにするのは、水分が菌の繁殖を促してしまうからです。
冷蔵庫を過信せず、2日以内、食べる時はしっかり内部まで加熱して下さい。
「雑炊」を冷蔵庫で保存する方法は?
雑炊を冷蔵庫に保存する場合は、密閉容器や真空タッパー等に入れると傷みにくくなります。
水分と共に、空気も出来るだけシャットアウトした方が、雑菌が繁殖しないので傷みにくくなります。
また、タッパーに入れて保存すると、そのままレンジで温められるので便利です。
「雑炊」は冷凍でどのくらい保存が可能?
冷凍保存であれば、冷蔵保存よりは長く保存が可能です。
とはいえ、普通の家の冷凍庫は、開け閉めが頻繁なので、どんな食材でも1か月以内に食べるのが原則です。
そして、水分が多く傷みやすい雑炊は、2週間以内に食べるようにして下さい。
冷凍だからと安心することなく、2週間を目安に食べ切るように心がけましょう。
「雑炊」を冷凍で保存する方法は?
雑炊を冷凍する際には、まずよく冷ましてからにしましょう。
温かいうちでは、冷凍庫の温度が上がってしまい、他の食材にも悪影響を及ぼしてしまいます。
また、雑炊自体も、菌が繁殖などしないよう、なるべく早く冷凍状態にしたいので、しっかり冷めてから冷凍庫に入れるようにしましょう。
また、冷凍庫に入れる際には、1食分ずつ小分けにして冷凍するのが便利でお薦めです。
こうすると、食べたい時に食べたい分だけ取り出すことが出来ます。
特に、離乳食はこうして保存している方が多いです。
この場合でも、タッパー等の密閉容器に入れて、なるべく傷まない状態で冷凍保存するようにします。
ここで、食べる時の注意点ですが、冷凍庫から出してすぐに加熱すると、雑炊の味が落ちてしまいます。
ですから、冷蔵庫で自然解凍をしてから加熱しましょう。
前日から、翌日に食べる分を冷蔵庫に移しておくと良いでしょう。
美味しい雑炊を食べたいなら、自然解凍してからの加熱を心掛けましょう。
特に、赤ちゃんは冷凍庫から出して、そのままレンチンすると、食べない場合があります。
やはり味が落ちてしまうのを感じているからです。
美味しい離乳食を食べて欲しいものですから、翌日使う分を冷蔵庫に入れる習慣を付けると良いでしょう。
腐った「雑炊」の見分け方は?
まず、腐った雑炊は臭いでわかると思います。
カビ臭い、酸っぱい臭いがするなら、傷んでいます。
火を通せば大丈夫、などと思わず、処分して下さい。
また、もっとはっきりわかるのは、糸を引いている、カビが生えている場合です。
この糸は、腐敗菌の菌糸ですから、非常に危険です。
まして、カビが生えているなら確実に腐っています。
すぐに処分して下さい。
作った時と違う味がした場合も、迷わず処分しましょう。
「雑炊は腐りやすい食べ物」だということを、くれぐれも忘れないで下さい。
また、特に、半熟の卵を入れた雑炊の場合は、サルモネラ菌が繁殖しやすく食中毒の原因になります。
半熟卵を入れた雑炊を食べたいなら、卵を入れない状態で雑炊を保存し、食べる時に加えるようにしましょう。
食中毒だけは起こさないように、充分注意をして下さい。
まとめ
日本人には食べ慣れている雑炊ですが、実はとても傷みやすい食べ物だということがわかって頂けたことと思います。
冷蔵、冷凍、それぞれで保存後の食べ方が少し違うので、参考にして頂ければと思います。
まして、離乳食に使うなら、赤ちゃんがお腹を壊しては大変なので、充分気を付けて管理したいですね。
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