蒸し鶏のささみサラダはとても流行りましたね。
今でも、一度作って保存しておけば、サラダだけでなく、野菜類と和えたり料理に添えたりと、色々な料理を便利に楽しめます。
しかも鶏肉なのでローカロリー。
とてもヘルシーなので、ダイエット中の女性や高齢者の方にも嬉しい食材です。
作り方も、今は蒸し器を使うより、ジップロックの様な密閉出来る袋に入れて、鍋やレンジで作る人が多いのではないでしょうか。
作り方も工夫され、随分簡単になりました。
そんな蒸し鶏の冷蔵庫や冷凍での保存方法と、日持ち期間についてお伝えしていきますので、美味しいうちに蒸し鶏を味わいましょう。
「蒸し鶏」は冷蔵庫でどのくらい保存が可能?
鶏肉を使う蒸し鶏は、まず火をしっかり通すことが大切です。
それは、カンピロバクターに代表されるような菌を、健康な鶏でも持っているからです。
カンピロバクターに依る食中毒は、サルモネラ菌に依る食中毒と並んで、毎年感染者数がトップクラスです。
ですから、生煮えで食中毒を起こさないように、内部まできちんと火が通るように気を付けて下さい。
目安としては、内部まで75℃で1分間以上の加熱が必要です。
その後、冷蔵庫での保存となります。
冷蔵庫での蒸し鶏の保存は、5日間位です。
1週間という説もありますが、冷蔵庫は10℃以下と室内よりはずっと涼しいですが、物が腐らない場所ではありません。
腐りにくい環境にしているだけです。
ですから、どんな食材でもなるべく早めに使い切った方が、食中毒を起こしません。
火が通っている蒸し鶏でも、長くて5日間と考えて下さい。
「蒸し鶏」を冷蔵庫で保存する方法は?
蒸し鶏を冷蔵庫で保管するには、蒸し鶏を煮汁ごと保管する場合と、鶏肉だけを保存する場合があると思います。
煮汁ごと保存する場合は、タッパー等の密閉容器に煮汁をいっぱいに入れて保存します。
空気が入ると、それだけ菌が増殖する恐れがあるので、出来るだけ空気を入れないようにしましょう。
そして、特に煮汁ごと保存する時は、煮汁や鶏肉が冷め切ってから冷蔵庫で冷やします。
また、煮汁とは別でも、蒸し鶏をほぐさずにかたまりのまま冷蔵庫に保存する時も、鶏肉の内部まで冷めるのを待ってから保存します。
一方蒸し鶏をほぐして保存する場合でも、出来るだけ汁気を切り、やはり密閉容器で保存します。
こうすれば、水分に依る傷みを抑えるだけでなく、密閉容器に入れることでパサつきも抑えられます。
「蒸し鶏」は冷凍でどのくらい保存が可能?
冷凍庫なら、しっかり中まで火が通った蒸し鶏なら、3週間~1か月間日持ちします。
鶏の胸肉を使う場合は、特に冷凍するとパサつきが気になると思いますが、ひと手間掛ければパサつきを抑えられます。
まず、鍋で鶏胸肉を水から茹でます。胸肉1枚なら沸騰してから弱火で12分程茹で、竹串を差して中から透明な汁が出てくれば、火が通った印です。
この鶏肉を、鍋に入れたまま2時間くらいおき、充分に冷まします。それから、ジップロックに煮汁ごと入れます。
この時も、出来るだけ空気は抜きます。ジップロックの口をしっかり閉じて冷凍庫に入れます。
「蒸し鶏」を冷凍で保存する方法は?
繰り返しますが、蒸し鶏はまず鶏肉にしっかり火を通しましょう。
半生状態では、菌が繁殖する恐れがあるので、食中毒の危険があります。
冷凍する場合は、煮汁は別に取っておいても、良い出汁が出ているので、様々なスープ作りの際に使えます。
温かいスープはもちろん、夏の冷たいめん類のスープにも使えます。
和風でも中華でも、洋風にも使える万能の出汁です。
肉だけを冷凍する時は、冷めた鶏肉を細かくほぐして、1回に使う量ずつをラップで包み、それからそれらをジップロックに入れて冷凍すると、使う時に便利ですし、冷凍焼けも防げます。
Mサイズ以上のジップロックなら、4回分を1袋に保存することが出来ます。
この時も、空気をよく抜き、パサつきを防止したいなら、更に密閉容器に入れることをお薦めします。
また、使う時は、鶏肉がほぐしてあれば冷蔵庫で3時間程で、自然解凍出来ます。
これが一番美味しい食べ方ですが、レンジを使うなら、500Wで少しずつ解凍していくのがベストです。
目安は、ほぐした鶏肉1回分(60g)で、500W 約30秒です。
これで大体解凍するので、料理しているうちに完全に溶けます。
パサつきも気になりません。
解凍にレンジを使う場合は、低めのW数でゆっくり解凍するのがコツです。
こうすれば、ある部分は冷たいのに、別の部分は火が通り過ぎてパサパサ、という状態になることも防げます。
まとめ
蒸し鶏は色々な料理に使える便利でヘルシーな食材です。
鶏肉を2枚くらい蒸しておき、冷蔵庫や冷凍庫に保存しておくと、メニューに困った時の助っ人になってくれます。
火も通っているので、後はひと手間で1品出来てしまいますし、スープも出来てしまいます。
時短ばかりでなく、健康の為にも、常備しておくと便利ですよ。
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